声に出したい日本語

たとえば、いのおけい

フジファブリックのこと、10年分話したい

 

フジファブリック15周年記念、大阪城ホール無事大成功おめでとうございました!

 

このブログは伊野尾担になってジャニーズの文化に触れていくなかで感じていることを書き留めるものですが、今日だけはフジファブリックのことを書かせてほしい。

だって、このために新たにブログを開設するというのも……(怠慢?)

 

www.fujifabric.com

 

大阪城ホールでのライブに寄せて、私的なフジファブリックと私の10年間を振り返りたいと思います。私がフジファブリックを大好きになったのは2009年、CHRONICLEが発売された頃。私は中学生。

その年に志村が突然死んでしまったから、私の人生はここまで、ずっとフジファブリックの音楽と、志村の死によって知ってしまった大きな喪失感と共にありました。

 

よって、このブログはめちゃくちゃ重たい。激重ポエムだよ。

 

あと、公演後の祝賀会にてそうくんがセトリを何度を練り直した、すべて意味があると語っていたので、一曲ずつ私も思いを馳せるので長いです。

 

 

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10月20日大阪城 は晴れ。どこからか金木犀の香りがする。

雨や曇りがつづくなか、この日だけは汗ばむほどの晴天だったのはやっぱり清々しくて気持ちが良かった。

フジファブリックといえば、デビュー以降に春夏秋冬の楽曲をリリースした四季盤が印象的なので、10月らしい突き抜ける晴天だったのが嬉しい。

秋盤は、赤黄色の金木犀


フジファブリック (Fujifabric) - 赤黄色の金木犀(Akakiiro No Kinmokusei)

 

 

 

会場に入ると、メンバーによる場内撮影・録音禁止のアナウンスが。そうくんちょっと噛んでる。アリーナという会場は、この10年のうちでジャニーズを好きになってなんとなく馴染みのある場所になっていたけれど、大阪城ホールははじめて。

でも会場のなかで聞こえたメンバーの声と、いつもの楽器や機材が設置されたステージをみて、ああいつものライブとあんまり変わらないじゃん、と思った。

 

オープニングの映像は大阪府茨木市出身のボーカルギター・山内総一郎が「大阪城ホールでライブをすることを夢にしたい」と語った日のライブの映像からはじまり、夢の公演の開催が決定したことや、始球式にでたときの映像、キーボード金澤ダイスケタモリ倶楽部で書いたビャンビャン麺の"Biáng (sans-serif).svg"が大画面で映し出されたりした。

 

そして、開催当日の会場の外でグッズに並ぶ人たちや、贈られたフラワースタンド、会場入りするメンバーが楽屋に向かう様子が映し出された。なんて素敵だったんだろう。

 

 

フジファブリックはそもそも、志村正彦という郷土愛に溢れた男によるバンドで、志村は2008年に地元・山梨県富士吉田市富士五湖文化センター(市民会館)でのライブや、富士急ハイランドでのライブを節目に開催してきたバンド。

ダイちゃんの地元・茨城県大子町の市民会館や、ベース加藤さんの地元・石川県金沢市でのライブも度々開催してきた。

 

(おかげで自分自身も土地へのこだわりが強くなってそういう勉強を大学でしたほどだ 人生への影響がつよい)

 

この人たちは地元ライブが大好きなのである。それの特別感が大阪という都市では感じづらかったことに若干のコンプレックスを抱いていた総くんが15周年に長年の夢の大阪城ホール公演を開催する!と言ったのは自然な流れであった。

けど、ちょっと普段のライブから考えると「埋まる?!?!大丈夫?!??!?!?!」て感じもあったんだよ…そんなの杞憂だったけどね

 

でも、MCでの総くんの言葉を借りると「城ホが自分の夢からバンドの夢、そしてファンのみんなの夢になった」「みなさんもフジファブリックです」というように、少しずつ席を埋めながらこの日までみんなで過ごしてきたということがオープニングだけで全部伝わってきてしまった。

この会場で一緒にこの日を祝えることが嬉しくてもう堪らなかったし、それがすごく穏やかで自然に受け入れられるものだったことも嬉しかった。

 

 

 

 

M1「若者のすべて


フジファブリック (Fujifabric) - 若者のすべて(Wakamono No Subete)

こないだのプレモルライブで「この曲いろんなところでやりすぎとか思うなよ この曲は今年いろんなところでやらせてもらってるんだぞ」という総くんからの圧があったように、15周年を駆け抜けるためのテーマソングのような印象もあったから、自然に受け入れたけど、終演後の祝賀会で「夕方17時のチャイムって歌詞があるからね…て、え?!伝わってないの?!かましてきたなとか思ってたの?!?!」とメンバーの意図にやっと気づいた。

すまんな そういえばそうだね

 

M2「はじまりのうた」

5年前の、10周年を記念して開催された武道館ライブで新曲として発表した曲。


フジファブリック 『はじまりのうた』

 

ファンのためにって作ったよって歌ってくれたとき、本当に嬉しくて、志村を失って5年のときだったけど、ちゃんとこれからもフジファブリックが続いてくれるんだって思った曲。

それを2曲目で、早速金テープも飛ばして!

正直、志村が亡くなってからの5年間は、いつフジファブリックがなくなってしまっても仕方がないような儚さや、志村がいない現実を受け止めることだけに必死な気持ちが私にもあって、武道館でのライブは志村の歌声を流してメンバーが演奏する楽曲があったりと、全然前を向けないところもあったから、あれからのとにかく楽しくて前向きなフジファブリックをつくってくれた5年間の集大成としての大阪城ホールなんだと、ここで思ったんだよ

 

は〜〜じまりのうた!この曲メッチャ好き!!!!!

 

M3「Green bird」


フジファブリック 『Green Bird』(Short Version)

 

そうくんボーカルになってからのベストアルバム「FAB LISTII」のファン投票で一位になった曲。

ミニアルバム「BOYS」の表題曲。

総くんボーカル以降の楽曲のなかで、なんとなく志村くんへの意識から脱して総くんらしい曲に到達した印象が当時からあった曲。やっぱり、この5年のなかですごく大切な曲だよなってじんときた。(全部そうなんだけど!!)

なんてったって、城ホは音が響くから、総くんの美しい声の伸びとダイちゃんのコーラスが気持ちがよかった。

 

みんなペンライトを緑にしていたことを祝賀会にて総くんが「わかってるや〜ん」とご満悦だったけど、正直ペンライトのことなんて忘れて聞き入ってた。すまん

 

 

M4「SUPER!!」


フジファブリック 『SUPER!!』

 

この曲がリリースされて、STAND!!というアルバムのツアーがあった頃、私はすごくフジファブリックに救われていた時期だった。

そしてHey!Say!JUMPのファンになった頃でもあるのだけど。

 

大学でメッチャダメになり、しんどくなり、人生が一旦終了したのがこのツアーのあとで(詳しく言えないし思い出したくない 悲惨すぎて)、ギリギリ綱渡り、なんとか毎日必死で大学に向かっていた冬のことを思い出しちゃう。

雪がすごく積もっていて、寒かったとき。今をいきている、って歌詞だけで泣いてしまう。ちゃんと今もいきてるよって、3年前の自分にいいたい。

 

「君を忘れはしないよ」って、総くんは斜め上を指差しながらいつも歌う。たぶん志村がそこにいるんだと思う。

 

そしてキーボードのダイちゃんもギターを弾いて、加藤さんと総くんと3人で下手前に並んで、ニコニコしながら一緒に楽器を弾くとき、志村もそこに入りたくて嫉妬しちゃうんじゃないかなっていつも思う。この日も思った。

 

M5「星降る夜になったら」

この曲だいすき。多分フジファブリックで一番好き。

ダイちゃんが作った曲に、志村が歌詞をのせている。そして「ダイちゃんの曲はロマンチックすぎ」とかいいながら志村が曲も共作している。

ダイちゃんはロマンチックでかわいいメロディーを作る人で、それに志村がすごく可愛い歌詞をのせているのが大好き。

 

星降るといえば、2009年のCDJ、突然のことがあったあとで出演できなかったときにステージに機材だけ設置してライブ音源を流した曲の印象が強い。あの日はいけなかったんだけど。

だからこの曲を泣くんでもなく、ただ楽しく、いい曲だなって思えるほどに時間が色々と解決してくれたことを改めて感じてしまった。

でもニコニコしながら謎の身振りで歌う志村が頭にちらついたりはしちゃう。

総くんも各曲で謎の身振りをするよね。鍵をクルクル回し出したのはLight Flightのツアーだけど、あのツアー良かったよね 懐古

 

M6「オーバーライト」

チューニングの違うギターとベースが運ばれてきて、ダイちゃんがMacbookをいじりだしたときにSugar!!かな?!て思ったら違った。オーバーライトだった!

Sugar!!は志村が作った最後のシングルで、CS野球中継のテーマソングになったやつ。

そして、オーバーライトは今年の野球中継のテーマソングになったやつです。(去年は電光石火という曲がテーマソングになっていた)

着実にフジファブリック、進んでるんじゃんね!!!過去にとらわれててすまん

 

そうくん、サッカー少年だったのに2回も始球式しててかわいいな。今年ダメダメでガチ凹みしてたの本当によかったです 性癖です

2番Bメロの「ワンツー」「サンハイ」「フゥ〜〜!」というコーラスがライブで楽しい〜好き

 

M7「バウムクーヘン

メンバー紹介を経て、志村正彦というメンバーを紹介し、ダイちゃんから志村正彦のDNAを引き継いでフジファブリックというバンドを続けているのだと話があったあとのこれ。

志村正彦が面倒くさくて、人間味があって、私たちと同じで、どうしようもない悩みのなかで必死でいきていたんだよね、ということをダイレクトに突きつけられる曲なので、正直嗚咽…嗚咽が…序盤で化粧が終了

 

わたしがフジファブリックを好きになった頃、リリースされたCHRONICLEというアルバムの1曲目で、まだ幼くて自分のなかにある感情を一つずつ知っていっていたときに聞いた曲だったので

あ、私と全く同じことに悩む人っているんだな!志村正彦、何者?わたしが思ってることわかるの?!と思いながら聞いていた。

中2の小娘には劇薬だった。そんなの、好きになっちゃうじゃん…と思った。

 

そして今も全く同じことを思いながら聞いている。なかなか変われないよね〜、志村もそう思う?

 

M8「赤黄色の金木犀

冒頭にも書いた、秋盤。

もしも過ぎ去りしあなたに すべて伝えられるのならば

それが叶わないとしても 心の中準備をしていた 

歌い出しの歌詞が、志村がなくなったあとに聞くたび、なんで志村は自分がいなくなった世界を悲しむ人たちの心情まで先に歌っちゃうんだよ、とずるくなる。

 

ステージ後方の円形スクリーンに、志村の映像が映し出される。

歌っている姿も、29歳のお誕生日をお祝いしてもらってケーキ型の帽子でニコニコする姿も、みんながだいすきな志村。

正直泣きすぎて記憶がない。スクリーンが見えないほど泣いたし、志村のことを思って泣かせてくれるフジファブリックに感謝した。

 

15周年目、あれから10年経っても志村が愛しいー!!て思う演奏をしてくれるってすごい。

 

M9「ECHO」


フジファブリック 『ECHO』

 

2011年、フジファブリックが再始動するぞ!っていう第一弾として出た野音のイベントライブではじめて演奏されたんだっけ。あの日、フジが出るなんて一ミリも思わずに大学のオープンキャンパスに寄ってから野音にいこうかな〜と思っていたら間に合わなくて泣いたやつだ。すれ違いの運命だ

 

この曲をかいて、自分がボーカルを務めると総くんは決意したんだと言ってたっけ。

いまの体制になったことを象徴する曲。聞くたびにめちゃめちゃ泣いていた曲。

 

でもなんか、今まで聞いていた時みたいな辛さというより、経過してきた歴史の一つのように初めて聴きながら思ったのよね

 

いつもはGibson335で弾いていたけど、最近総くんがFenderでつくった山内総一郎モデルのMAROONで演奏された。

335の切ない音よりも、クリアでシャープな音がした気がする よくわかってはいないのでニュアンスだけど…

アウトロの弾き倒すギター、聞くたびに「もっと一緒にギターを弾きたかった」と志村に向けたメッセージを思い出すけど、こんなギター聞いたら志村もそう思ってるにきまってるじゃん!!て思う。

 

M10「ブルー」


フジファブリック 『ブルー (short version)』

お色直しをして登場。ステージの前方にちょっとだけ迫り出した花道の前方で「広いのでちょっとでもみなさんの近くにいきたくて!」て言っていたが、ほんと、ちょっとだな…

お色直し後のオーバーオール的なズボンが可愛いし脚長い。そういちろ〜、脚5メーターある

 

そしてアコースティックセットで演奏。いつも家で3人、曲作りしているところにみなさんを呼んだかんじで、とのこと。

 

この曲は総くんが弾き語りをするようになって成長した曲でもあるのかなって思う。

なんていったって声が透き通って綺麗で、よく響いて、会場全体がいい声だなって思ってたんじゃないかな〜。

 

 

(MC)

リズムがないことに対し、今までのサポートを含むすべてのドラマーに感謝のことばが。紛れもなくあなたたちの演奏と人格が素晴らしいから共に素晴らしい演奏をしてくれるんだよ、と偉そうにも思った。

 

無茶振りの加トーク(加藤さんが謎かけをするコーナー)、困る加藤さん、後ろを向く加藤さん、でも後ろから映されスクリーンにアップにされちゃう加藤さん…

 

考え中間を持たせるトークをする総くん「そういえばビャンビャン麺て難しかったん〜?」

ダイちゃん「そうですね、ビャンビャンとね(ビャンビャン麺を打つ身振り)」

加藤さん「ハイできました」

 

早!ビャンビャンの話、聞けず

 

 

M11「透明」

総くんが「旅の曲です」と話して演奏。こないだのプレモルのときは「めっちゃ好きな曲やねん〜曲って子供みたいなもんやからあ〜」と愛おしそうに歌ってたっけ。

 

私も好き、この曲。地方の大学を選んだときに弾き語りで野音で聞いたんだっけ。

遠くに消えてゆく 見えなくなる

青く染まる 振り返った街の方も似たような朝が来る 

って総くんが歌うから、どんな道を選んでも「偶然だって楽しみたい」と歌っているから、何を選んだってきっといいよねって背中を押されたんだった。聞くたびに青春が蘇るからオートで泣く。

 

4つのコードがループされて、同じようなメロディーが繰り返される平坦な曲だけど、淡々と前を向いていてきれい。総くんの素直で美しい心そのもの…

だいすきな曲、夢の舞台で歌ってくれて嬉しい。 

 

M12「LIFE」


フジファブリック 『LIFE (short version)』

 

デビュー10周年の代表曲。

最後に総くんが「みなさんに素晴らしい人生を!」と叫んだ。

5年前には総くんやフジファブリックの人生を歌った曲だったのに、いつのまにかファン一人ひとりにとっての自分の人生の曲になっていたのかもしれないと思った。

 

私はこの曲がリリースされたとき、大学進学のために地方に移り住む準備をしてて、知らない街で一人、寂しい気持ちを抱えてバスや電車の車窓を眺めながら聞いていた。

きっとこの景色もいつか、見慣れた懐かしいもとなって過去になるのだと信じながら、新しい環境への不安を押し込めていたんだけど、今実際にあの頃住んでいた東北の街が恋しくなっている。

 

本当にフジファブリックとともにある人生といって過言ではないな、思い出す風景それぞれにフジファブリックの楽曲があるのが証明。

 

この曲の前に、可愛いオーバーオールを脱ぎ出した総くん。騒然とする客席。

「だんだんずってきてん〜💦」邪魔だったんだね…可愛い

 

M13「徒然モノクローム


フジファブリック 『徒然モノクローム (short version)』

 

久しぶりにMVのビジュアルみたけど、そ〜くん若!

 

再始動一発目シングルだよね、このリリースと徒然流線ツアーが発表されたとき、高校の廊下で泣き崩れて友人たちを困惑させたような記憶がある、私も若かった

 

フジファブリック、続くの?!まじ?!ありがと〜〜〜!というお祝いの曲でもありつつ、演奏の技巧がやばい曲だなと思っています

歌のない演奏パートがこの曲メッチャ長いのに、なんと城ホではギターソロが多分24小節×2のびてなかった?

 

広いステージ、リード(シールド)から解き放たれ(無線ギターで)動き回る放し飼いの総一郎、私がいた上手端っこにきてくれて、ぎゃ〜!!と思ってたら全然帰らないので「ちょっと!間に合わないよ!」と思っていたらシンプルに拡張されていた!!

 

でも本当に歌パートで戻らなきゃいけないときギリギリで加藤さんと二人焦って走っていたのが良かった。間に合った

 

M13「Feverman」

祭りの曲なわけだが、私はこの前日、総くんもだいすきな岡本太郎太陽の塔を見学していた。

自然に対する祭り、呪術の象徴である太陽の塔と、Fevermanがなんとなく重なって聞こえたのは私だけだろうか…

人間が自然に対してできるのは祭りぐらいなんだよね…となんかしっくりきました。

謎の踊りで一体となり空を仰ぐ我々。

「両の手〜」と「空を〜」が混ざり、「りょ〜らを〜〜あおいでいるのさ〜〜」となってしまう普段通りの総一郎。

 

プレモルライブでファンがほぼこの曲の振り付けを習得していたので「なんだ〜先生呼ばんで良かったや〜ん!」と無邪気にダンス指導講師加藤さんの役職を総一郎が剥奪しかけていたが、城ホでも加藤さんが講師の先生として花道に出てきてくれてよかった。

加藤さんの開花っぷりも、5年前とは全然違う。

 

M14「東京」


フジファブリック 『東京』-YouTube EDIT-

総くんが「手紙」という曲を歌う前に曲フリで思いの丈を長々と語った上で

「聞いてください、東京!」

と知らん曲のタイトルを発してしまったことにより制作された楽曲。

総くんの天然は名曲を生み出す…

 

今年頭のFeavermanツアーで途中から追加された謎の長いラップ、フェスなどでもフル尺で披露し(おかげで一曲10分越え)、15周年の愛を伝えてきた総一郎さん。

走り出した15年前 桜の季節すぎる頃さ というやつです、おかげで私も一緒に歌えるほど覚えた。2019年、アウェーのライブでもファンも一緒になってフジファブリック15周年をアピールしてきたのだから。

 

アルバム「F」の曲名などが散りばめられているけど、「High&High」がいつもモタモタする(かわいい)

「みんなもフジフアブリック!(フジ〜ファブリック!)」というC&Rに参加させられ、え、そうなの?とずっと思っていたがこの日、MCで「みなさんもフジファブリックなので」とあっさり発表された やっぱりそうだったんか…

 

メンバーのソロ回しも最高にかっこよくて、この曲だっけ?加藤さんが放し飼いされたことによりダイちゃんの方にいっていたのが良かった。

あと玉田豊夢さんのドラムソロがとんでもねえ

 

Fevermanに続いて新しい、今のフジファブリックの曲で盛り上げてくれるのが嬉しい。いつものフジのライブをみんなで盛り上げられた気がして。

そりゃあ、夜明けのBEATとか銀河やったほうが”誰もが”盛り上がったのかもしれない場面で、今年はずっとこの曲を演奏してきてくれたのはそういうことだったんだよね!!と思いました

 

 

M15「STAR」


フジファブリック 『STAR』

 

フジファブリック再始動の曲。みんなのペンライトが真っ白になる。

曲も歌詞も純白に突き抜けすぎていて、複雑な気持ちを抱えて再始動を見守っていた私はずっとこの曲を受け入れられなかったんだよね。

一緒に盛り上がる曲にしては辛すぎるし、静かに涙を流しながら聞く曲でもなくって。

こんなに近いのに 遠くもあるのだな

君の声はこだましてる 頭のなか離れないよ

巡る思いは置いといて さあ行きますか 

という歌詞が、私はずっと受け入れられなかった。いやいや巡る思い置いとけないでしょ…と思っちゃうし、どんどん進んじゃう彼らに対して進めない自分が嫌にもなったし。 

 

ってずっとモヤモヤ聞いていたんだけど、本当は、気づいたら、巡る思いも一緒に抱えて進んでたんだよね、フジファブリックは。

清々しい表情で、いい声で、気持ち良さそうに演奏していて、あ〜〜〜!ここまで長かったけど!!!ちゃんとみんなの気持ちを持って進んできてくれてありがとう!!ってやっと思えました。時間はかかりましたが。

 

誰よりも志村が恋しいのは3人に決まってるし、それでも進んでくれて本当によかったな

 

M16「手紙」


フジファブリック 『手紙』(期間限定full size version)

 

総くんがこの日のために作った友達の曲。

東京で出会ったメンバーという友達たちを、地元の友達にも紹介したいって曲。

変わっていくことは 誰の仕業でもないから

変わらない街でもずっと 笑っていてほしい 

というフレーズは、すごい人生の肯定だ、と思った。

総くんが、自分自身の人生を肯定するための曲なんじゃないかな。

たとえば、小沢健二の「さよならなんて云えないよ」という曲のようだと思う。

(詳しくはこの曲の話だけで1万字になるので割愛) 

 

この曲はいつも、総くんが初めて買った青のストラトキャスター(ネックの裏に修正ペンで魂て書いてある)で弾いていて、初めてギターで弾いたGのコードからはじまるのだけど、それを大阪城ホールという夢の舞台で演奏できてよかったね、本当に総くん、よかったね…って謎の親心でした。

総くんの夢が叶って、私は嬉しい。

 

 

En.1「Present」

総くんが一人、ギターを持ってでてきた。

総くんはすごくまっすぐで素直な人だな、と思うのだけど、ファンへの感謝として曲を作ってきてくれたらしい。一人一人が誰かにとっての宝物で、贈り物なのだって。

総くんの心が清らかすぎる…優しい人すぎる…荒んだ私の心では、受け止め方がわかりません。

あとこの曲を家で録音してくれたらしく、フライヤーにQRコードと数字が書かれていた。今それを聞いている。

 

その数字がデビューから今日までの秒数らしくて、暗記して「え〜と…なんやったかなあ…えっとね…489715205!」とまあまあの尺をつかって発表してくれた。

 

En.2「桜の季節」


フジファブリック (Fujifabric) - 桜の季節(Sakura No Kisetsu)

 

デビュー曲!会場がピンク色のライトになる。最高。

武道館で一曲目に演奏されたときは泣き崩れたけど、もうそんなことはなくなった。

変な曲〜!いい曲だなあと思えるということが、特別なことみたいで。

そういえばあのライブはサポートギターもいて、あの頃はそうでないと音が薄いような気もしていたけど、いつのまにかサポートギターがいなくても音が薄いと思うことはなくなってきていた。フジファブリック、化け物だな〜…

あと豊夢くんが叩く桜の季節めちゃくちゃかっこいい

 

(MC)

大阪城ホールという夢が叶ったフジファブリックですが来年は「金澤ダイスケ40歳」を中心に活動していくらしい ハ?

 

スクリーンに映し出される荒野 歩くポリス姿の男

颯爽と現れるヘリコプター 乗り込むのはポリス姿の金澤ダイスケ

 

スカイダイビングするダイちゃんの映像にさっきまでの感動とかじんわりした空気が全部「いつものフジファブリックのライブ」になってしまった…破壊力すごいな?

総くん「ええ、いつやったのこれ?」

ダイちゃん「リハの間に1日あいてたでしょ」

メンバーも知らぬ間に飛んでいるダイスケ

 

祝賀会で「お二人も40になるときはね!」と、通過儀礼(スカイダイビング)をイケメン先生に勧められて、そいちろと加藤さんがやんわり拒否していたのもウケました。

は〜変なバンドだな!!!

 

 

En.2「会いに」

 

照明が黄色と水色で、あ〜〜〜〜そ〜いちろ〜カラーだ!!!!!!!!と思った

(Sugar!!のアー写で黄色と水色の服を着ていたせいで、ファンがこぞってそのカラーリングの小物を買い占める事件があった)

 

これは総くんが初めて人前で歌った曲だね、フジフジ富士Qという志村の夢を3人が叶えたステージで、引くほど緊張した総くんが目をパシパシパシパシ瞬きしまくってほぼ目が開いていない状況で歌っていたのが昨日のことのよう…

あの日アンコールのお色直しで着てきたダルダルの黄色いTシャツを思い出しつつ黄色いペンラを振る私…

 

本当に歌、上手くなったし、この曲は良い曲すぎるし、また聞けて嬉しい。

そして総くんがニコニコしていて嬉しい。

 

En.3「破顔」


フジファブリック 『破顔』-YouTube EDIT-

 

最後の最後にダイちゃんギターでいいの?ってちょっとは思ったけど、破顔で終わるの美しかった。

総くんはこの日「みなさんを幸せにしたい」とか「笑顔にしたい」というようなことをたくさん言っていて(アイドル…?)と思いつつも楽しい気持ちとじんわりとした気持ちが最後に残って良かった。

「心配なんかなにもない」って歌詞……リア恋?(アイドル…?)

 

そしてこの曲、加藤さんとダイちゃんのコーラスに総くんが同じメロをギターで弾くところがある。

そのあと、ギターとドラムのめちゃくちゃかっこいいフレーズにつながるんだけど、その瞬間が紛れもなく「ギタリスト山内総一郎」だったのが嬉しくて。

 

2011年、再始動直後は真ん中をあけて、総くんは上手でギターを弾いてたのに、ホシデサルトパレードツアーから真ん中に立つようになって。

私がそれをはじめてみたのは氣志團との対バンだったんだけど、どうしても総くんがギタリストではなくなってしまうことが受け入れられなくて、最初で最後、演奏を最後まで聞けずに外に出てしまった日があった。

 

お気付きの通り私は総くんのことが特別好きで、中高生のころは総くんの写真を持ち歩くような憧れの男性でもあるのだけど、好きになったのは志村の横で自由にギターを弾いて、志村くん〜!って尻尾を振りながら無責任にヘラヘラしている頃だったので(失礼)、総くんがボーカリストになって変わっていくことを受け入れられないことも割とあった。でも15周年のいま、ちゃんとギタリストの、私が好きになった総くんの姿もみれるのが、嬉しくて、本当に総くんが総くんでいてくれて、総くんの夢を叶えてくれてありがとうという気持ちでいっぱいに…

 

重…

 

 

 

最後、みんなで写真とるときに噛み倒し、インマイタウン〜!とするとンの口になっちゃうから「インマイターのアの口で!」と指示するもなんかしっくりこなくて「なんて掛け声したらいーい?こういうのわからん〜…」と突然困り掛け声を何にするか相談しだす総くん、「大丈夫、いまので平気!あってる!」と励ますダイちゃん、グダグダになり時間は押し倒し、ダイちゃんが「フジファブリックはこういうバンドです!」と弁解し、「オネエずわりになってもうた〜」とかいいつつ嬉しそうに写真に映る総くん………🍼尊〜…

 

 

ほっこりして終わった。かわいかったな。

 

 

 

 

友人の救済によりプレミアムシート鑑賞した私、その後祝賀会に出席。

(感謝してもしきれません…ありがとうございました)

 

FM802土井コマキさんがMCで参加。ラジオの公開収録だった。

「ライブがめちゃくちゃ押しましたがこっちは予定通りの尺やります!」とのこと

そういえば19:30に終わるはずが、20:15くらいに終わったんだよね…

お話したいことたくさんあったんだよね、わかるよ、たくさん話してくれてありがとう

 

配布されるプレモル、ハイになって喋り倒して司会の仕事を奪い土井ちゃんに拒否られるダイちゃん、総くんはぽやぽやと脳直で話すのでこちらが不安になる、若干お騒がせな客席からの声に対する加藤さんの対応がマジ紳士・カッコいい(アイドル〜…?)で最高でした。

土井ちゃんがダイちゃんのことをイケメン先生〜て呼んだら「志村くんがいう時はそういうんじゃなくてパシるときだから!イケメン先生、ジュース買ってきて〜とか。それで買ってくるとヨッカッコいい!て言うてくる!志村くんのそういうとこすごいよなあ…」と志村の話でみんなほっこりしたり…

志村可愛いな…

 

最後、メンバーから手渡しでお土産があります!とアナウンスされ、誰一人土井ちゃんの話を聞かなくなる(仕方がないね)

 

総くんから手渡しで記念グラスを受け取った私、ビールで酔って顔が赤かったの一生の恥、総くん背高いな 目あったな あの人めっちゃ人の目を見るよな カッコい〜…好き…どうしよう…総くん…から…もらった…………(恋)

 

 

 

 

そこで私の記憶は一度全て消えたので、こうやってブログで文字に起こしながらライブを思い出さなくちゃいけなくなったのでした。曲を聴きながら書いてみたらすべての曲に思い出があるし、いいセトリだったなって思いました。気づいたら1万字書いていた。誰が読むんや。私がたぶん5年後に読みます。

これからもフジファブリックが大好きだよ 多分一生ね