声に出したい日本語

たとえば、いのおけい

はじめてジャニーズのコンサートに行った。

恥の多い生涯を送って来ました。自分には、ジャニオタの生活というものが、見当もつかないのです。自分はひねくれて育ったので、ジャニーズのコンサートを観たのは、よほど大きくなってからでした。

 

 

…酷すぎる人間失格パクリ、太宰先生ごめんなさい!なにはともあれ、Hey!Say!JUMP、10周年おめでとう!!!!!!

 

というわけで、じゃんぷの10周年ツアー「Hey!Say!JUMP I/Oth Anniversary Tour 2017」を観に、福井へ行ってきました。多少のネタバレがあるかもしれませんのでご注意を。そして自分のための覚書でもあるので長くなりますがご了承ください。

 

 

会場はサンドーム福井。金沢に前泊し、当日も朝からグッズ列に並んでジャニオタの洗礼を受けました。

宿泊先にはたくさんグッズを持った人を見かけるし、鯖江の駅に降り立てば全員がじゃんぷのファン。街にとってどれだけ一大イベントなのかと。高校生らしい遠征している子達がきょろきょろしている様子など見かけて不安になったり、高木担の高校生を見かけて「ヨッ!お前は見る目がある!」と上からすぎる心の声を漏らすなどしました。

 

鯖江駅は、私の知る限りでは山形県赤湯駅に近いくらいの規模で、本当に南陽のシェルターに行くのかっていう気分でした。(わかりづらい例えにつき参考URLはこちら

南陽にジャニーズなんて来たらパンクする。自動改札の無い特急停車駅。

駅から会場までは見渡す限り、田んぼ。かなりの警察官さんが交通整理にあたっていました。本当に暑い中、感謝しかない。

 

グッズに関しては「絶対ダサいしいらないよね!買わない買わない!」とずっと思っていたんですが、買っちゃうんだよね〜〜〜!!!!!!!

ビールジョッキに形状が酷似であると噂のペンライト。砂時計がモチーフになっているんですが、間違いなく「ペン」ではない。オーロラに光って、上部はメンカラの9色に点滅するかわいい仕様。ネタだと言わざるを得ない形状なのに、堂々とさも王道であるかのような可愛さ。買いました。

 

あ、でもその他は絶対いらないと思っていた伊野尾さんのうちわとか、絶対いらないと思っていた伊野尾さんのフォトセットとか、これだけは買おうと思ってたパンフしか買ってないから!!!!パンフの写真がとってもよかったのでまたジャニショに撮影時の写真を購入しにいこうと思います❤️❤️

 

 

……写真、というグッズはずるい。どんなに他のグッズがダサくても顔面は100点なんだから。絶対に良いに決まってるんだから。

 

 

さて、散々緊張をツイートしたりブログに書いたりしてましたが、始まってしまうと気持ちが無になるんですね。もはや真顔で棒立ち。(それは普段フジファブリックをみるときもそうだけれど)

 

高めの声で「キャー!!!!」とか叫べるかなぁと思ったけど、低めのハスキーな声で「あ〜〜〜〜かわいい〜〜〜〜」しか言えなくなりました。「か〜〜わ〜〜〜い〜〜〜い〜〜〜〜〜」の嵐でした。

よく考えたら、キャー!という悲鳴は喜びとか驚きの感情表現だと思うのですが、私が彼らを観て抱く感情って感嘆だったり、愛しさなので、低めの声が出てしまうのにも納得がいきますね。どうしても一歩引いて観てしまって、目の前で起こることに現実味が帯びぬまま、終演していったようで…

終わった瞬間脚に力が入らなくなって崩れ落ちそうになりました。

 

本当に記憶がない。全く無いといえば嘘になるけど、伊野尾さんの見せ場ほど記憶が飛んでいて、ツイッターでレポを拝読してなんとか思い出してます。

太陽にLOVE MOTION!で披露されたいのラップがもう混乱しているうちに終わっていってしまったのが後悔しかない。いのラップ…映像化よろしく…

 

 

ちなみに、双眼鏡は購入し、大活躍しました。

 

 こちらを購入。伊野尾さんのメンカラ青が欲しいところでしたがなかったので高木さんの紫です。

ヨドバシで「コンサート用に欲しいのですが…」と伺ったところ、紹介していただいたこちら。何よりすごく軽くて綺麗に見えます!

 

MC中の伊野尾さんをひたすら追ってましたが、喋りたそうにマイクをもっては下げる繰り返しでとにかく可愛かったです。ありがとう双眼鏡!

 

 

うちわも作成しました。が、ほとんど意味なく終了したので何もいいません。やめろ傷を抉るんじゃない!頑張ってヤンチャ(孤食ロボットの高木くん演じるキャラ)をイラレでトレスして印刷してうちわに貼ったけど高木さんが全くこっちを向かなかったのは言わない約束でしょ!

伊野尾さんもただでさえ目の前を通らなかったのに、やっと通ったと思ったら足元見ながら駆け足でメンステに言ってしまったのも言っちゃダメ!!!見れただけでありがたいことなんだから!復活当選のくせに贅沢言わないで!!!!!!

 

うちわは、作って友人とプリクラを撮るところまででお役目が終了したということです。お粗末様でした。

 

 

内容については、本当に10周年がどれだけ長い道のりだったかということが、新規にもわかるくらい、その10年を大切に思っていることが伝わるものでした。

みんな大好きバンドアレンジがありせかとTO THE TOPで最高にかっこよかったし、TO THE TOPとStar timeで鍵盤を弾く伊野尾さんを見て泣きそうになった〜。

とくに伊野尾さんが伴奏を弾いて、みんなでその周りに集まってにこにこしながら歌っていたStar timeが、本当に仲良いんだな〜、この曲好きなんだな〜って分かる雰囲気で。

もちろんそれだけではなく端々から仲の良さとか、10年の重みを感じる感慨深いステージだったのですが、やっぱりそのうちのわずか半年しか知らないので一歩引いて見てしまうところがありました。やけに冷静だったなぁ。

 

フジファブリックの10周年武道館を想起しながら、10周年を共に歩んで迎えるファンの気持ちはそう簡単に得られるものではないな、と冷静に考える。だからやっぱり、どんな古い久しぶりに披露する曲よりも、自分が好きになった今年2月に発売されたばかりの、OVER THE TOPが一番ぐっときた。

 

あと……圧倒的に伊野尾さんの手が美しくて、伊野尾さんの手担になりました!!!!!

ダンスもキーボードを弾く姿も、もちろん伊野尾さんの顔がめちゃくちゃ好きなんだけど腕や手ばっかり目についてそればっかり見てました。

動きが本当に麗しい…映像で見るそのまんまで、1秒たりと指先の緊張が抜ける瞬間がないというか。指先まで神経が行き渡ってる動きをするのでもう手担にならざるを得ない。そして僕はVampireの腰振りが最高でした。ありがとうござました。

 

座席は、外周の花道がかなり近いスタンド。

山ちゃん本当に顔が作り物みたいに綺麗で、歌が本当にうまくてびっくりしたし裕翔君はお客さんに声かけるくらいファンサが優しすぎるし知念ちゃんは笑顔の作り方がプロで目の前で隣の人に投げちゅーしてて天才的にかわいかったし圭人はちゃんと圭人のうちわを持っている人の前に立ち止まってファンサしまくってて大事に思ってるんだなってうるっときたし薮ちゃんはスタイルおばけでダンスが本当にかっこよかったし高木さんはグッズのTシャツ切りすぎて脇腹が美しかった。なのに心・技・体の水太鼓で水が跳ねるたびに目瞑っちゃう赤ちゃんみたいな27歳…………ギャップ、好き。って思ったし大ちゃんが隣の人にファンサしたのを見てぶっ倒れそうでした。自分されなくてよかったと思うレベル。「しょうがねえな顔」ごちそうさまでした………。光くんの前髪ちょんまげは本当に息が止まりそうなんでやめてください。好きになる。

 

全員に言及したくて書いたら長くなりすぎてメンカラにしてみたけど目がチカチカするな読みづらい。大迷惑だと思いますがせっかく色変えたのでご了承ください。

 

 

ちなみに伊野尾担でありながら高木さんと有岡さんが大好きで3人の組み合わせが大好きなのですが、私が見た8月12日1部のあとの2部で、3人が花火に行ったオフ映像が放映されたと聞いて死んでます。

「伊野尾君、この海めっちゃきれいじゃない?いこうよ〜!」って高木さんが誘って、「まじ!めっちゃ綺麗じゃん!みんな誘お!」って伊野尾さんが言いつつ、乗っかってくるのは、「高木とちゃん何話してんの!待って海、俺もいく!!」ってはしゃぐ大ちゃんだけ、っていう絵が浮かびすぎてしんどい。そして海ならよかったけど花火するなら行きたかったなぁって羨ましがる光さんがいたというおまけ付き。

反省会を欠席して初日公演後に花火にいくアラサー。

 

これだからジャニオタの沼は深いんですね。一つの「ずるい羨ましい」が執念となる瞬間でした。ずるい。羨ましい。

 

 

ぐだぐだと思いのままに感想をしたためてまいりましたが、とにかく行ってよかったです。

アイドルって、考えようによっては一職業だけど、青春含め、多くのものを犠牲にしている彼らが本当にすごいと思いました。語彙がない。初めてのアイドルのコンサート、幸せしかないんだもん!顔が好きとか歌が好きとか、そういうものを全て取っ払っても楽しめると思った。

 

夢の世界を見せてくれるアイドル。うまく言葉にできないけど、山田さんがなんどもMC中に「はじめて見に来てくれた人がいたら幻滅しちゃう!ふざけすぎ!普段こんなんじゃないんですよ!」って必死に言ってたのがすごく印象に残ってる。

アイドルってこうであるべきだ、とか、かっこいい姿を見せたい!って日々努力しているからその言葉が出てくるのでしょう。

1秒たりともつまらない一瞬がなくて、ずっと楽しくて夢みたい!って思っている間に終わってしまったけど、そんな空間を作り出している彼らの努力の結果なんだろうな。

本当にキラキラ輝いてました。でもそれは努力の上にあるのだと目の前にいる彼らを見て本当に思いました。

 

最後にメンバーの挨拶で、ファンへの感謝をメンバーが告げる中、伊野尾さんが「みんなファンになった時期も違うだろうし、それぞれの生活があると思うけど、その中で少しでも支えになれるなら嬉しい」というような内容のことを話していて、泣いた。

まさに、あらゆるストレスで生きるのが辛くなっているときに、今まで好きだったものに興味を持てなくなったときに、支えになってくれたのは伊野尾さんでありじゃんぷだったから。まだ知らないことだらけの新規にも配慮したコメントをしてくれて、こういうところが好きだなって思うのです…。深い深い沼だな……。

見方によっては一歩引いてるのかもしれないけど、そういうところが理系男子。なんでも好きです。

でも最後は照れ隠しなのか「僕が辛いときには……知念が支えてくれます」って笑わせにきて、なおさら愛しい好き!!!

 

 

 あの曲聞きたかったな〜とかもっといい席で見てみたかったな〜とか、そういう思いはあるけれどあんなに狭い会場で10周年をお祝いできて嬉しいし、全然近くにこないしファンサなんて夢のまた夢だったけど、伊野尾さんがやっぱり大好きだ!!!!!!

 

 

 圭人が作曲して全員で作詞した「H.our Time」を聞いて、やっぱり同じ気持ちになるには好きになってからの時間が短すぎると思いつつ、いつか一緒に泣けるくらい好きで居続けたいと思ってしまった。全力でアイドルであり続ける彼らに元気をもらいました。

 

 

完全にHey!Say!JUMPのファンとしての人生がスタートしてしまった。がっつり踏み入れてしまった。ジャニオタ人生の幕開けです!!!!

 

 

追伸 

伊野尾くん黒髪にしてくれてありがとう。最高に大好きなビジュでした。